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傘の撥水加工は復活できる?防水加工やUVカット加工の方法も紹介!

傘の撥水加工は復活できる?防水加工やUVカット加工の方法も紹介!
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いよいよ本格的な梅雨入り。

お気に入りの傘の出番です!

ところで、傘を使ったあと、傘がびしょびしょ、いつもは水滴が丸くなって滑り落ちていったのに…。

折りたたみ傘に至っては、内側の生地まで濡れている気がする…なんて感じたことはありませんか?

撥水加工や防水加工そして、UVカット加工もサステナブル…持続可能なものではなく、使用頻度にもよりますが、意外と寿命が短いのです。

UVカット加工してあるから大丈夫…と、強い日差しの中、傘をさして歩いていて、もしその傘のUVカット加工の効果が激減していたら…とても怖いことです。

最近の傘は、軽くて丈夫になっているので壊れにくいですし、せっかくお気に入りの傘を買ったのに…まだ使えるのに、買い替えなければいけないの?

と、悲しく思った方も、大丈夫です。

撥水効果、防水効果、UVカット加工も復活させて、お気に入りの傘を長持ちさせてあげましょう!

そして、雨の日も晴れの日も、楽しく気分を上げて!

 

傘の撥水加工を復活させるポイントは3つとは!防水加工も復活!

撥水性というのは、生地に水が付いたときに水をはじく状態、水滴になってコロコロ転がる状態になることです。

傘の撥水加工は多くの場合、フッ素を使って生地にコーティングし撥水性を持たせています。

フッ素によって、生地の表面に無数の突起を付着させ、水の表面張力のより、水を玉状にコロコロはじくよう加工がされているのです。

撥水加工を復活させるポイントは3つです。

  1. 濡れた傘は必ず陰干しで、生地を乾かす。
  2. 撥水性がないと感じたら、ドライヤーで生地の裏面に熱風を当てる。
  3. 生地の表面に撥水スプレーをする。

 

濡れた傘は必ず日陰干しで生地を乾かす!

雨に濡れた傘の生地が汚れていたり、手で触ると撥水性が低下してしまいます。

ですから、濡れた傘をきれいにたたもうとして、生地を引っ張たり整えたりせずに、なるべく触れないようにそっとクルクルと丸めて、バンドで止めてください。

そして、家に帰ったら陰干しで傘を広げて、生地をしっかり乾かしてください。

フッ素コーティングで作った生地の表面の無数の突起が、しっかり起きて撥水性がよみがえります。

 

撥水性がないと感じたらドライヤーで生地の表面に熱風を当てる!

傘の生地の表面にコロコロと、水玉ができなくなったら、傘の生地の無数の突起は完全に寝てしまっている状態かもしれません。

そんな時は、傘を広げてひっくり返して裏面から、生地にドライヤーの熱風を当てて下さい。

傘の生地の突起が元気になって起き上がり、撥水性がよみがえります。

 

生地に撥水スプレーまたは防水スプレーをする!

陰干しで乾かしても、ドライヤーで温風を当てても、それでもダメだったら、撥水スプレーまたは、防水スプレーをして下さい。

傘の撥水スプレー、防水スプレーは成分によって名前が違うわけではなく、メーカーによって商品に「撥水」「防水」とつけているようです。

成分は主に次の3種類です。

  1. フッ素系
  2. シリコン系
  3. フッ素系とシリコン系を合わせた物

 

フッ素系の特徴は?

フッ素系は撥水…水をはじくことです。

だから、水分や油、よごれも付きにくく、シリコン系に比べて通気性が良いのです。

もし、晴雨兼用の日傘に使うなら、シリコン系よりもフッ素系の方が向いていると思います。

撥水スプレー、防水スプレーと書かれていても、成分に「フッ素樹脂」と記載があるので、確認してください。

人気のある商品は

  • LOCTITE(ロックタイト) 超強力防水スプレー(布用)
  • 協和 防水スプレー フッ素コーティング
  • AZ防水スプレー

 

シリコン系の特徴は?

シリコン系は防水…生地に水を通さないことです。

表面にシリコンの皮膜を作り、繊維のすき間を埋め水の侵入を防ぎます。

フッ素系よりも長持ちしますが、通気性はありません。

雨傘に向いていると思います。

人気のある商品は

  • ソフト99 ベイルジスタ傘用
  • ラストオリウム ネバーウエットモア
  • ライオン レインガード

フッ素系+シリコン系を合わせたハイブリッド

フッ素とシリコンを合わせた、撥水力と防水力を兼ね備えたスプレーでハイブリッドと呼ばれています。

雨水も通さず、汚れも付きにくく、通気性も損なわないすぐれものです。

人気のある商品は

  • Sun up 強力防水スプレー
  • スコッチガード 3M防水 防汚 衣類布製品用
  • ウオーターフロント 傘屋が作った防水スプレー

 

傘のUVカット加工の復活方法は!

今年は四月なのに25℃を超えるなど、夏日が続出しました。

日傘は夏だけのものではなく、1年の大半は日傘を必要としています。

日傘にはUVカット素材の傘と、UVカット加工の傘があります。

UVカット素材でできている傘は、基本的にはその効果は失われずに何年も使い続けることができますが、日傘の多くが「UVカット加工」の傘です。

「UVカット加工」は目で確認することはできません。

使っていて気付くこともありません。

使用頻度も人によって違うので、UVカット加工の効果を一概にいうことはできませんが、意外と短いのです。

傘のUVカット加工は、多くの場合、出来上がった傘の生地の表面にUVカット成分、紫外線吸収剤を吹き付けて仕上げてあります。

そのため、水や汚れなどがつくと、UVカット加工の効果の持続性が弱くなります。

知らないうちに大量の紫外線を浴びていた…なんてことになる前に、UVカット加工を復活&長持ちさせましょう!

ポイントは3つです。

  1. 濡れたら半開きにしてしっかり乾かす。
  2. ハンドクリームや日焼け止めクリームを塗った手で触らない。
  3. UVカットスプレーをする。

 

濡れたら半開きにしてしっかり乾かす!

日傘でも「晴雨兼用」と表示されている傘が多く、急な雨にも使っています。

濡れたら半開きにして、陰干しでしっかり生地を乾かしてください。

全開にすると傘の生地をいためてしまう場合もあるのので、半開きがいいと思います。

 

ハンドクリームや日焼け止めクリームを塗った手で触らない!

 

UVカットスプレーをする!

UVカット加工の効果は、2~3年とも言われています。

しかし、UVカット効果を復活、そして長持ちさせる方法があります。

それは、傘の生地の表面にUVカットスプレーをすることです。

傘の生地が乾いているときに、スプレーしてください。

汚れがついていたら、そっと拭いて、定期的にスプレーすると効果も持続します。

防水スプレーとUVカットの、両方の効果がある商品も販売されています。

  • WAKI 布・衣類用  UVカット&撥水スプレー  (フッ素樹脂・紫外線吸収剤)
  • 3M スコッチガード 防水&UVカットスプレー (シリコーン樹脂・紫外線吸収剤)
  • KAWAGUTI UVロック 衣類・布用 (フッ素樹脂・紫外線吸収剤)

 

傘の撥水加工は復活できる?防水加工やUVカット加工の方法も紹介:まとめ

もう梅雨入り、そして強い日差しと高い気温の夏です。
傘の撥水加工、防水加工、UVカット加工は大丈夫ですか?
雨からも、強い日差しからも、暑さからも、あなたを守ってくれますか?
傘はオシャレなだけのアイテムではなく、自分の身を守るアイテムです。

そして、今までのような大量生産、大量消費、使い捨ての時代は終わりました。

環境を考え資源を大切にし、持続可能な世界を実現するために、一人一人がSDGsに取り組む姿勢が求められています。
お気に入りの傘の、撥水加工、防水加工、UVカット加工を長持ちさせて、SDGsに貢献していきましょう!